年末火災予防運動について
年末を無火災で過ごし、明るい新年を迎えましょう
期間
令和6年12月15日(日)~12月31日(火)
電気ストーブによる火災に注意してください
寒い冬の時期に活躍する暖房器具ですが、中でも電気ストーブによる火災は多く発生しています。
電気ストーブによる火災は、ひとたび起こってしまえば、死亡に至る割合が非常に高いのも大きな特徴です。
電気ストーブは火気を使用せず一酸化炭素も出さないので、安全だと感じる方が多いと思います。
しかし、逆にそうした「油断」が生じやすいからこそ、火災につながりやすいことも覚えておかなければなりませ
ん。
このような使い方は危険です
「燃えやすいものを近くに置くこと」
最も大きな割合を占めるのが、電気ストーブの近くに布団や着火物を置いていたことによる出火です。
季節柄なかなか乾きにくい洗濯物や、温めておきたい布団などがあると、つい電気ストーブの力を借りたくなりま
す。
「ちょっとの時間だから」「このくらいの距離なら」といった油断により、取り返しのつかない事故を招いてしま
います。
「電気ストーブをつけたまま外出・就寝する」
冬場は屋内でも寒いため、就寝中や外出中でも部屋を暖かくしておきたい方は多いと思います。
だからといって、電気ストーブをつけたまま外出・就寝するのは非常に危険です。干していた衣服などに着火して
もすぐに気付けないため、大きな火災を引き起こしてしまうことも少なくありません。
また、冬場は空気が乾燥しているのに加え、化学繊維や羽毛など燃えやすい素材のアイテムを使用する頻度が高く
なります。一度火災が起きてしまえば、被害が大きくなりやすい条件がそろっていることも意識しておきましょ
う。
火災をおこさないためには
電気ストーブによる火災はとても怖いものですが、予防は決して難しくありません。
誰でもできるシンプルな方法で防ぐことができるからです。
基本的な予防方法を確認しておきましょう。
「電気ストーブの近くに物を置かない」
電気ストーブは、火気を使用しないとはいえ高温を発生させますから、周囲の物に火をつける能力自体は十分にあ
ります。衣服や布団といった燃えやすい物はもちろん、それ以外の物でもなるべく電気ストーブの近くに置かない
ようにしましょう。間違っても、ストーブの前で衣服を干したまま出かけたりしてはいけません。
「電気ストーブ自体の安全機能を利用する」
最近の一般的な電気ストーブであれば、セットした時間に電源が消えるタイマー付きのものや、ヒーター部に物が
置かれていると作動する安全装置付きのものなど、火災を防ぐためのさまざまな機能が搭載されています。これら
の機能をフル活用して安全性を高めましょう。
住宅用火災警報器を設置しましょう
火災による死者数のうち住宅火災によるものが、約7割を占めています。
その大半が65歳以上の高齢者で、就寝中に一酸化炭素中毒でお亡くなりになるのが主な原因です。
火災の発生をいち早くキャッチして避難するために住宅用火災警報器を必ず設置してください。
点検をしましょう
住宅用火災警報器は、いざというときに作動しなければいけませんので、定期的に点検をおこなってください。点
検方法は機種によって異なりますが、点検ひもを引っ張るか、点検ボタンを押すことで行えます。
また、ほこりなどが付着していると感度が悪くなるので、定期的な清掃をお願いします。
平成18年の設置義務化から約16年が経過していますので、設置してから10年を過ぎたものについては買い換えることをお勧めします。
三原市公式YouTubeチャンネル
【三原市消防本部】住警器レンジャー♪設置・点検・交換を!!(クリックすると動画が視聴できます。)
住宅防火に対するポイント
住宅防火 いのちを守る 10のポイント [PDFファイル/314KB]