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【中国新聞】大日本印刷、広島の三原工場に130億円投資 大型テレビの光学機能性フィルム用装置増設

2023年8月13日更新

【中国新聞】大日本印刷、広島の三原工場に130億円投資

コーティング装置を備える建屋(左端)を増設した三原工場のイメージ

 大日本印刷(東京)は、広島県三原市の三原工場に約130億円を投じ、大型テレビなどの光学機能性フィルム用にコーティング装置を増設する。大型テレビやディスプレーの販売が世界で伸びる中、2025年度上期に量産を始める予定。光学機能性フィルムの売上高は、岡山工場(岡山市北区)と合わせて26年度に1100億円を目指す。

 工場の敷地内に2階建て延べ約9900平方メートルの建屋を設ける。24年1~3月に着工し、25年4~6月の完成を目指す。幅2・5メートルのフィルムのコーティングに対応できる生産ラインを整える。65インチの大型テレビ向けのフィルムを効率よく造れるようにする。

 大日本印刷は18年、幅2・5メートルのフィルム用のコーティング装置を三原工場に導入した。今回の増設で、生産能力はフィルムの面積ベースで15%以上アップする。三原工場の従業員数は非公表だが、今回の投資で新規採用を含めて数十人の雇用を予定する。

 大日本印刷によると、パネルや偏光板の中国メーカーが、ディスプレーの大型化に対応した生産ラインを増強している。三原工場で造った製品は、中国をはじめ各国のメーカー向けに出荷する。光学機能性フィルムにはディスプレーを保護して傷や反射を防ぐ役割があり、コントラストの向上や目の疲れの抑制などさまざまな効果があるという。

 大日本印刷は「自社が持つ特許など知的財産を最大限に活用し、高機能品の需要の高まりに対応する」と説明する。

© 株式会社中国新聞社



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