行政業務の効率化につなげようと、広島・三原市は、対話型AI「チャットGPT」(ChatGPT)の試験利用を始めました。

三原市は、希望があった5つの課で今月末までの3週間、チャットGPTを試験利用します。チャットGPTは、アメリカの企業が開発した人工知能(AI)を使ったソフトで、質問に返答してくれたり、文章の要約をしてくれたりするものです。

職員

「市民目線だったらどういう回答があるかとか…」対象者を集めた説明会が開かれ、参加した職員たちは、無料版のソフトで使い方などを学びました。

三原市では、個人情報や機密情報は扱わず、試験利用のために用意されたパソコンを使うなど、セキュリティ面に配慮するとしています。市民向けの説明資料の作成や、会議録の要約などに活用するということです。

説明を受けた職員
「案を作ってもらえるというのは魅力だなと感じました。(課内で)使えそうなものがあれば積極的に活用できるように話を広げていきたい」

三原市 デジタル化戦略監 増田剛洋 さん
「業務の改善・効率化に大きな影響を与えるなどを拾い出してもらって、人とAIが一緒に作り出していくのが可能ではないかなと思っています」

三原市は、効果を検証して、実用化を検討するとしています。