2023.2.21

ＴＳＳのふるさと通信員から届いた地域の話題です。
三原市久井町に伝わる県内唯一の「はだか祭」が先週末、規模を縮小して３年ぶりに開催されました。

三原市の久井稲荷神社の「はだか祭」は１００年以上前に始まった伝統の祭りです。祭りの中心となるのは、この３年間に厄年を迎えた４０代の久井中学校の卒業生およそ２０人。ふんどし姿でみこしを担ぎ掛け声をかけながら神社周辺を練り歩き住民の無病息災を願いました。神社に神輿が到着するとしめ縄で囲まれた地面を踏みしめる「地押し」の奉納を行い、参加者の厄を落としていました。幸福をもたらすとされる「御福木」の争奪戦は見送られましたが、代わりに、クジで「福男」が選ばれました。

【福男に選ばれた参加者】
「みんな幸せになればいいと思います」
【参加者】
「久井が誇る祭りなんで、次世代に向けてこれをずっと継承していけるようにがんばっていきたいと思う」

祭りでは、神石高原町の神楽団による神楽も披露され、ことしで１０３回目を迎える祭を盛り上げました。