私たちが得意としているのが、木や天然の素材を大切にした新しい「住まい」づくりです。
斬新な先進性を感じる「住まい」、スタイリッシュでシンプルなデザインの「住まい」、日本の伝統性を感じるどっしりとした「住まい」。
その全てに木や自然素材のもつ質感と性質を活かし、お客様のご要望を活かした「住まい」をご提案させていただいています。
ひとえに木材といっても素材の性質はさまざまです。
天然素材のため湿度の調整に優れている分、水分量によりわずかな膨張や収縮が生じたり、また熱や水などの負担がかかると木目に汚れや跡がのこるなど、木材によっての性質があります。
それらの性質を知り、自然素材と上手くお付き合いとしていただくことで、木や天然の素材と共に暮らす快適性を味わっていただければと思います。
自然素材は機能的に優れているのみならず、その居心地の良さは人に安心感を与えてくれます。
視界に入る空間そのものだけでなく、自然素材に囲まれたお家は、住む人にとって居心地が良く、自然と本来のその人らしさを取り戻せる場所になることと思います。
そういった木の生命力は住む人たちへ健康・活力・元気を与えてくれます。
見た目以上に木は想像以上に丈夫で強く耐久性もあり、長い年月を経た後でも修理・リフォームが行いやすいメリットがあります。
厳選した木材を使用し、お客様が安心して住み続けることができる優しい家づくりを行っています。
出典:社団法人全国木材組合連合会「木造住宅が森林を活かす」
鉄やコンクリートはとても強い素材で、ビルやマンション、工場などの大型の建築物に使われています。鉄やコンクリートに共通して言えることは重いことです。一般的に重い素材ほど強い素材と言えます。
では、同じ重さ(例えばそれぞれの素材1kg)に対する強さ(比強度)はどうなのでしょうか?
次のグラフは、それぞれの材料を引っ張ったり、圧縮したり、曲げたりしたときの実験の結果です。
例えば、最初のグラフは各材料を引っ張ってみたときの実験結果です。イメージしにくいかも知れませんが、鉄でさえ、引っ張れば、伸びて切れてしまいます。その強さ(引っ張り比強度)は、木材は鉄に勝っています。
木材の比強度は、他の材料よりも圧倒的に強いことがわかります。つまり、木材は軽い割には強い材料で、言い換えると、より少ない材料で強いものをつくることができるのです。
木材の断面を電子顕微鏡でみると細い管のような 細胞がたくさん見られる(ハニカム構造)。
ではなぜ木材は、軽いのにそんなに強いのでしょうか。理由は木材が中空のパイプのような細胞が無数に集まってできたハニカム構造だからです。
ハニカム構造は、はちの巣のように少ない材料(つまり軽い)で強度を強くできる構造であることが知られています。飛行機の翼の断面やダンボール紙の断面もハニカム構造になっています。
木材は軽くて強い自然素材なのです。
〔参考文献・出典〕
財団法人日本木材備蓄機構、社団法人日本林業技術協会「木をいかす」